書店では本を読みません
安野です。
何かいいアイデアを出そうと思ったとき、いつも行くのは近くの書店です。
と言っても、本を読むためではありません。
本を読む人を観察したり、今どんなものが流行っているのかを調べるためです。
特に注目しているのが、平積みになっているものや、売り場で大きな面積を占めている本。
ちなみに、その書店ではパズル系の本がかなりの面積を占めていました。
この写真では一部しか写っていませんが、これと同じくらいの棚がもうひとつあります。
そしてその棚の下には、同じく平積みされた一面のパズル雑誌。
よくもまあこれだけパズル雑誌があるもんだと思うくらいです。
この書店は決して大きな本屋ではありませんから、このコーナーだけ異様に大きく感じるんですね。
なんだかそこだけが特別な雰囲気を醸し出しています。
これだけパズルの本を置いているということは、それだけ売れていると言うこと。
「ナンクロ」「ナンプレ」にはまっている人が多いという証拠です。
■流行のバロメーター
簡単な見方をすれば、「売り場面積=流行の度合い」と言えそうです。
販売している雑誌の種類が多いほど、そして売り場面積が多いほど売れているというわけ。
この書店では、パズル系以外にも「釣り」「パチンコ」「自動車」が目に付きました。
意外だったのは、「ゴルフ」がそれほど目立ってはいない、ということ。
何種類かはあるのですが、それほど売れているわけではなさそうです。
■視点を変えると
他にも注目したいのは、雑誌に出ている広告です。
健康系の雑誌には、青汁の広告。
ゴルフの雑誌には、疲労回復サプリメントの広告。
自動車の雑誌には、出会い系の広告。
ギャンブル系の雑誌には、消費者金融の広告など。
広告に注目すれば、どんな読者層をターゲットにしているか、なんとなく想像は付きます。
このように、いろんな気づきを得ることができるのが書店です。
あなたも今度行くとき、ちょっと視点を変えてみるといいかもしれません。